354話 パパの転勤

22巻

前回の転勤先は札幌でした

パパが会社から転勤を言い渡されます。211話でも転勤するというネタは一度やってますが、その時と180度あさり達の態度が違います。パパが虐げられてる話ですが、この話昔からすごい好きです。

「おら東京さ行ぐだ」的な場所のようだ

あさり達が夕飯(スキヤキ)を食べずにパパの帰りを待っています。帰宅したパパはどんよりした表情。事情を聞くと、会社で転勤の話が出たというのです。

転勤先では支社長になるという事であさりたちは大喜び。肝心の転勤先はパパによると以下の通り。

山中郡山中村字山奥やまなかぐんやまなかむらあざやまおく。」

からの

祝・単身赴任決定。

さらに

あさり「そうときまれば、きょうはパパのお別れパーチーだ。」
タタミ「ちょ〜どよかったわね、スキヤキ。」

で、あさりとタタミは肉ばっかり食べてて、隣でネギを食べてるパパに睨まれます。

転勤の重大さ<スキヤキ

パパ自身も転勤は嫌なわけですが会社からの辞令なのでどうする事もできないわけですし、大人特有のしがらみがあるわけです。と、そこへあさりとタタミが絡んでくるわけですが、悩むパパとは対照的に、パパに対して全く忖度しない態度を取り続けます。スキヤキを食べてるシーンは子供からすると父親がど田舎へ単身赴任することより目の前の肉を食べる事の方が大事って事の表れですが、わかりやすく表現できてると思います。

322話然り、あさりとタタミが大人の事情に絡む回はやっぱり面白いと思います。武力行使以外の形でパパが虐げられるって描き方をしてるのも作風の変化と表現の幅の広がりを感じます。

「パパがかわいそう」という声も聞こえてきそうな回でしたが、現実はこんなもんかとも思いますね。全体を通してタタミが言うところの「中年男の悲しみ」がビシビシきます。性別は違うものの、パパの気持ちが昔よりわかるようになった私、年をとったものです。


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