特に子供が産まれてからはそんな時間ありゃしない
留守番ネタです。あさりが一人で何もやることがなくて退屈してるんですが、最後に退屈を感じたのっていつだっけ‥?と思ってしまいました。
あさりとタタミ、新しいお洋服だぞ(個人的な解釈です)
ママが出かけているため、あさりは一人で留守番していますが退屈で仕方ありません。そこへタタミが帰宅。一緒に遊びたくて仕方ないあさりですが、タタミは読書に集中したいため、あさりを相手にしません。
冒頭、あさりはババ抜きをしてます。一人で。足でカードを挟んで一人二役やってて「つまんない」と言ってるんですが、やらなくてもわかるよね?
終盤ママが和服姿で帰宅するシーンがあるんですが、何この優雅なマダム感。そしてママの手には「ブティックあらいぐま」の紙袋が。
末っ子の私はあさりの立場でした
あさりの「ザ・妹」感が満載です。何だかんだ言って普段からタタミが相手にしてあげてるからこそ、あさりも構ってもらいたいわけで。
そんなに退屈なら漫画とかテレビとか他の暇つぶしがあるだろうと突っ込みたくなるんですが「そういうんじゃない」ってことなんでしょう。姉妹や兄弟あるあるの一つか?
ちなみに今回タタミが読んでいた本はヘルマンヘッセの「車輪の下」とはっきり著者名とタイトルが出ています。タタミは最後まで読もうとしたものの
「あんがいつまんないわね。」
と、翌日に持ち越し。
私、タタミの気持ちがわかるんですよ。だって中学生の時にこれ読んだから。ていうかあえてタイトルがわかるようにして、この本を出してきたって事は、室山先生もタタミと同じ感想だったって事?
名作と名高い作品ですし、今読めば違う感想になるかも?と思いつつもヘルマンヘッセに苦手意識が芽生えてしまったためあれっきり読んでません。
ヘルマンヘッセに罪はありません。