413話 百科事典の復しゅう

26巻

トイレの窓からの脱出も不可能にさせてます

あさりが勉強机に拘束されます。この頃に比べればママの怒り方もマイルドです。まあ普通は紐で縛り付けたりしないんですが。

お昼寝の時といい、札を立てるのが好きだね

新学期。ママは教科書が山積みになっている机にあさりを縛り付けて勉強させようとします。渋々机に向かうものの、真面目に勉強しようとしないあさり。するとどこからともなく泣き声が聞こえてきます。その声の主は算数の教科書。するとノートや文房具達も次々に真面目に勉強しないあさりに不満を漏らします。

鉛筆に対して怒ったあさりは半分に折ってしまいます。すると教科書やノート達に「人殺し」と罵られ、あさりは鉛筆は人じゃない!とごもっともな怒りを表します。しかし次のコマでは机の上には折れた鉛筆が箱に入っている上に「えんぴつさんのおはか」という札まで。こういうところにあさりの罪悪感と律儀さを感じます。

笑っちゃいけない状況だからこそ

トイストーリーを彷彿させます。
あさりがいかに勉強嫌いなのかって事を学用品の立場から描いたわけですが、「使ってもらえることが幸せ」らしいです。なので持ち主があさりだったというのは非常に不幸という事になりますね。

最終的にあさりが百科事典に罰を与えられます。昔この話を読んだ時は考えなかったんですが、タイトルにある「復しゅう」は「復習」ではなく「復讐」の方だったのね。

ちなみにあさりが授業中に描いたと思われる神田先生がスカタン帽を被ってる落書きが出てくるんですが、授業中にクラスメイトからこんなの見せられたら壮大に吹いてしまいそうです。



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