512話 わたしはじゅでー

31巻

あらすじ

あさりは登校中、男の子が蹴ったサッカーボールが頭に直撃。軽い脳震盪を起こしてその場に倒れます。保健室に運んでくれた人の長い影が見えますが、誰なのかはわからず。あさりはその人を「あしながおじさん」と呼びます。さらにあさりは「作家になってあしながおじさんを探す」と言い出し、タタミに「私のこと、じゅでーと呼んで!」とすっかりその気になります。

タタミによるとあさりの国語の成績は「アヒル」

すっかり作家気取りになったあさりは家で創作活動開始。以下が作品の一つです。

「風はつめたいけど わたしの心はなんだかあったかいの だれかが わたしの心のすみっこに 電気あんかをおいてくれたのかしら…」

とまあ、この作品を筆頭にあさりは他にも四つの作品を書きます。どれもこれも作品のクオリティはどんぐりの背比べで、もはや優劣をつける気にもならないです。

私は原作も世界名作劇場のアニメも見ました

タイトルに「じゅでー」とありますが、まさか「あしながおじさん」の主人公のジュディの事とは思いませんでした。
「あしながおじさん」ていうのは「足が長い人」というより「学生への援助者」という意味で使われてると思うのであさりの使い方にはツッコミを入れたくなりますが、そもそもちゃんと原作を読んでいるのかも疑わしい。
オチではあしながおじさんの正体もわかりますが「やっぱりあなたですか」って感じです。

あさりが書いた数々の作品はどれもこれもまあひどいですが、オチで描いたイラスト付きの童話テイストの話は私、好きよ。


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