530話 お金がほしい!

32巻

あらすじ

ラジオにリクエストのハガキが採用されると五千円もらえるという事で、あさりは沢山のハガキを書いて応募します。しかしハガキの内容もペンネームもひどいものばかりでした。

「浪漫飛行」の一つ前のシングルですね

あさりが書いたハガキをタタミがチェック。まずは一枚目。

「リクエスト 米米クラブのふあんく ふじやま」

「FUNK FUJIYAMA」をひらがなで書いたのは狙ったのか?

二枚目。ラジオネームが「プリンセスキコちゃん」。紀子さまブーム真っ只中だったんですね。

やはり重要なのはペンネームよりも内容、という事で三枚目。

「彼とはじめてのドライブのとき、カーステレオから流れてきたのがこの曲です。
                        帆立市 浜野あさり(十さい)」

十歳」って年齢まで書いてあるけど?

FM ノースウェーブに送ったよ(道民ならわかるよね)

出てくる単語全てが懐い。

アラフォーの私は「ラジオにハガキを応募」「米米クラブ」「キコちゃん」「カーステレオ」とか見ると脳内でタイムスリップが起こるお年頃。さらにハガキ代が四十一円という言葉も。現在のハガキ代は六十三円なわけですが、この三十数年で二十円以上の値上げか‥と、震えます。

あさりが書いたハガキはどれもこれも酷い内容なわけですが、百枚書いて全て送ったらしいです。この内容で応募できるメンタルは十歳だからなのか、はたまたアレだからなのか(多分後者)。
しかし考えてみれば私も中学の時に地元のラジオにFAX(これも若者には通じないか?)でリクエストを送った経験があるんですが、内容は失念したもののそりゃあひどいもんだった事だけ記憶にあるのであさりのことをあまり馬鹿に出来ない気もしました。


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