576話 パジャマパーティー

35巻

あらすじ

あさりはいばらに誕生日パーティーに来てほしいと言われます。招待状には「パジャマパーティーなので普段着ているパジャマで来てね」と書かれていました。タタミは「それはあくまでタテマエ。普段着ているパジャマで行ったらきっと恥をかく」と忠告。しかしあさりは新しいパジャマを買う必要はない!と言って聞きません。

上司のいびりにも動じなさそう

パジャマパーティーと聞いたママは「藪小路さんの家はお金持ちだから」と綿レースやシルクのパジャマを新調しなければと考えます。しかしあさりは招待状に普段のパジャマで着てねと書かれてるのになぜそんな必要があるのかと疑問の表情。タタミは「あんたはいばらと仲が悪くて恨みを持たれてる。いばらを含めた周りの友達はおしゃれなパジャマを着るように打ち合わせしてあり、普段のパジャマ姿で来たあさりに恥をかかせようとしてるに違いない」と考えます。

しかし結局あさりは当日お馴染みのあのパジャマでパーティーに参加。タタミの予想が当たるわけですが、あさりはそんな陰険な魂胆も華麗にスルー。大人になってもこのメンタルを持っていてもらいたいものだ。

この歳だからパーティーというより単なる飲み会になりそうだが

263話であさりに湯豆腐をご馳走してくれたいばらは何処へ。
この回を読むとあさりといばらが不仲であるという設定がもう完全に固定されたなあと感じます。

いばらもいばらでわざわざ恨んでる人間をバースデーパーティーに招待してまで陥れようとするとか。そしてタタミもそんな女のドロドロしたところををよくわかってる様子。さすが中年女性のマウント合戦を実況中継できるだけありますね(322話参照)。
しかし考えてみるといばらの初登場の回っていばらvsあさりというより、いばらvsタタミって図式の話だったんですよね(112話参照)。今回もタタミがいばらの魂胆を見抜いてあさりが罠にハマらないようにしてたって考えるといばらとタタミの頭脳戦って言える気も。

今回いばらの家で行われたパジャマパーティーのプランは、土曜日の夜八時にパジャマでいばら宅に集合→パーティーを行う部屋の隅に毛布があるので眠くなったら勝手に寝てOK→翌朝いばらのママが車で家まで送ってくれる、というもの。私もやってみたいので誰か企画してほしい。


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