あらすじ
あさりは家に帰る途中、踏切の側に生えている花を「きれいな花がある」と思い、折って持ち帰ります。するとあさりに次々と災難が起きるように。不審に思いながらも床につくと、あさりの目の前に上半身だけの男の子の霊が現れます。
普通一日一つとかじゃないの(知らんけど)?
以下、あさりの身に降りかかった現象。
①花を折った瞬間に茎の先から大量の血が流れる(という幻を見る)。
②階段を降りてる途中に足を掴まれて転げ落ちる。
③背後に誰もいないのに髪を引っ張られる。
④突然突き飛ばされて転ぶ。
⑤一人で布団で寝ていると目の前に男の子の霊が現れる。
⑥怖くなりタタミに横に寝てもらうが、寝てる最中に男の子の霊に首を絞められる。
あさりが花を折って帰宅してから布団に入るまで正味五、六時間と考えられます。その間にこれらの現象が順に起きたわけですがハイペース過ぎん?
でもそれはそれでちょっと見てみたい
個人的に今まで見たホラーものの中でこれが一番怖い。
花を折った時の血の「ドローっ」のところで早くも震えます。
今回あさりを苦しめるのは男の子の霊。かつてのホラー回で登場したブスな女性の霊(93話)や大木井馬場子(298話)のようなおふざけ要素のある霊ではなく見た目も行動も完全にガチなやつです。さらにこの男の子が亡くなった時の状況も悲しい上に怖い。自分で書いといて何ですがさっきから「怖い」しか書いてない気がする。
こういう作品を見ると室山先生は元々ホラー漫画家を目指してたんだからそりゃ怖いよなあと改めて思いますね。この程度で怖がってる位なのでもし室山先生がギャグ要素ゼロで本気出して描いたホラーがあったら私は怖すぎて読めないかも。
というわけで35巻の締めはホラー回でした。次回から36巻に入ります。