579話 わたしはおりこーさん

36巻

あらすじ

あさりは神田先生に学校で怒られて「勉強できるようになりたいなとは思ってるんだよな」とぼんやりと考えます。タタミには「思うだけではなく努力しないとダメ」と言われますが、あさりは「努力の問題だけではない!」と反論。「毎日周りの人間にバカとかアホとか言われ続けてるから自分はダメな人間なんだと思うんだ。「おりこーさんね」と言ってくれれば本当におりこーさんになれるはず」と持論を展開します。

塾の方に至っては落書きもセットだったよな

あさりが神田先生に怒られたのは居眠りが原因。しかもテスト中の。あさりは「もう終わったから」と言いますが解答用紙には「わしわからへん」の言葉のみ。お前かつての入塾テストでも同じようなこと書いてたよな(242話参照)?

あさりの「おりこーさん理論」を聞いたママは良い案だと考えて早速実行に移します。しかしこの「おりこーさん」という言葉はあさりの期待に反して半日も経たないうちに単なる悪口と化してしまいます。この翌日校長もこの案を知り学校内でも実行する流れに。その結果生徒は皆「おりこーさん」と言われるのだけは嫌、と言い出す事態に。ほんとこのおっさんが絡むとロクな事がないな。

結局おかしくなった原因はタタミにあるんだろうか

この話は個人的にちょっと腑に落ちないんですが。

というのはあさりが期待したのは「褒めて伸ばす」ってやつではないかと私は捉えていたからです。要は悪いところばかりではなく良いところを見つけて沢山「おりこーさん」という言葉で褒めてもらえば自信が付くって狙いだったんだろうと。しかしタタミはあさりがおやつを食べこぼす等のダメな部分を全て「おりこーさん」と表現し出します。これだと言葉をすり替えただけでバカとかアポとか言ってるのと変わらないよね?

しかもあさりもあさりで反論しないので、おりこーさんと言われれば何でもいいってことなのか?と読めば読むほどよくわからなくなってきます。

胸糞悪いってわけではないですがこういった理由でいささか疑問が残る回ですね。


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