あらすじ
タタミは読書をしながら眠りにつきます。翌朝目を覚ますと何とタタミは毒虫の姿になっていました。
虫の姿になってるタタミは蜘蛛に近い
「ある朝、浜野タタミが不安な夢からふとさめてみると、ベッドの中で、自分の姿が一匹の、とてつもなく大きな毒虫にかわってしまっているのに気づいた。」
という解説と共にタタミが毒虫になった様子が描かれています。
驚いて喚くタタミ、「バケモノ」と気持ち悪がりタタミを退治しようとするあさりとママ。
当然夢オチです。
「変」は四年生、「身」は三年生で習うそうだが
完全にフランツ・カフカの「変身」をモチーフにした回です。
上述した解説はこの小説の有名な一文です。主人公の「グレゴール」のところが「浜野タタミ」にすり替わってるだけっていう。
当然の夢オチなわけですが、タタミのこれ系のネタは珍しい気がしますね。文学と絡んでるのが知的なタタミとの相性良しです。
私はこの話で「変身」の存在を知り、成人してから読みました。虫になるという描写は色々な解釈が出来るなあと。名作と名高い作品なので読んでない方は是非。
1952年の作品です。
ちなみに漢字が苦手なあさりはこの本のタイトルすら読めないらしいです。