あらすじ
五年生の塙くんという男の子は学校の女の子達に大人気。劇団に所属しておりモデルやドラマの仕事もしていて本人も美形であることを鼻にかけています。しかしあさりは「タイプじゃない」と目もくれません。
どんな男にもいい顔するわけじゃないのはいいね
塙くんはあさりが自分に対して魅力を感じないことに愕然とします。何とかしてあさりに好きだと言わせようと以下の行動に出ます。
①居残りしたあさりを待ち伏せ。「遅かったね」と黄色のバラを一輪差し出す。
→「小学生がキザなことすんなボケ」と一蹴。
②あさりの家に電話し「宿題教えてあげるからうちにおいでよ」と誘う。
→「お前の家なんて知らん。お姉ちゃんに教わってるからいらん」と欠伸しながら電話を切る。
③朝一緒に登校しよう、日曜遊園地に行こう、ゲームしに来ない?と誘う
→「ひっつくな暑苦しい!」と一蹴。
あさりって興味ない男子だとここまで塩対応なのか。
あばよ!
というわけで塙くん初登場です。
ちゃんと名前が付いてるだけあってこの後も登場します。
中性的な美少年、ナルシスト、性格に難あり‥という部分は完全に美大和と被ります。しかしながら塙くんは「女子は皆自分のことが好きに違いない」というタイプに対して大和は自分の美しさに自分で酔っていて周りの女子の反応はどうでも良さそうでしたからそこら辺は違いとしては大きいですね。
何にせよあさりもタタミも大和に対して「気持ち悪い」という評価だったので塙くんにも興味持たないってのは納得です。
内容的には「もてちゃった」というタイトルには偽りは無いと思うんですが、「あさり、いい夢見させてもらったね」ってところでしょうか。
単行本にはこういうのがあるのがいいよね
さて39巻はこの話の次に645話として「作者のページ」が収録されています。こちらが単行本の締めになります。
あさりが室山まゆみ先生とまりこ先生に質問しているというインタビュー形式になっています。
お酒の失敗や年齢のことなど自虐を交えて書かれていて面白い。テレビでお話されてる時もいつも笑わせてもらってますがやはりお二人の掛け合いは楽しいです。
次回から40巻に入ります。