あらすじ
あさりは神田先生に「少しはやさしさというものを考えろ」と言われます。その直後あさりは五年生の佐藤くんという男の子に軽い怪我を負わせてしまいます。神田先生の言葉を思い出したあさりは血を止めてもらうために自分のハンカチを差し出します。その三日後佐藤くんがあさりにお礼のハンカチを渡してくれます。
語尾を伸ばすな
佐藤くんはあさりに他の生徒達がいる廊下でハンカチを渡してくれますが、あさりはこれみよがしに「プレゼント〜?」「困っちゃう〜♡」「でもせっかくだからぁ♡」と、半径三十メートル離れてる生徒達にも聞こえるくらい大きな声でアピール。
それを機に佐藤くんは他の生徒達に冷やかされるようになってしまいます。結果佐藤くん登校拒否。
佐藤くんのメンタルが心配
あさりは自分と噂が立てられて佐藤くんが登校拒否したことに対して「可哀想なのは佐藤くんじゃなくて自分!」とアピールしてますが一番可哀想なのは佐藤くんじゃないかと。
そもそも佐藤くんが怪我したのもあさりが蹴った石が膝に当たったからだし一つも悪いことはしてないわけで。佐藤くんが嫌がってるのに大声でアピったあさりに問題あり。ていうかあさりの上述したセリフはPCで入力しながらすごいムカついてきたんですが。
一番悪いのは誰かと聞かれたらやはり冷やかした男子達という事になると思いますがあさりもそんなに可哀想だとは思わないですね。もしあさりがあんな受け取り方をせずにこんな事態になっていたらそれは可哀想と言えますが。
話のテーマは「やさしさ」ですがあさりに石をぶつけられても「ぼーっとして歩いてたボクが悪いから」と答えてた佐藤くんが一番やさしいかと。そしてそんな人間が一番苦しむという何という世知辛い世の中よ。