あくまで個人の意見ですけどね
前回のまとめから随分間が空きましたね。41巻のレビューの前に16巻〜40巻を振り返ろうと思います。
突然ですが16巻〜40巻あたりは私の中であさりちゃんの黄金期だと思ってます。
どの話が一番好きかと聞かれても本当に優劣つけ難くレビューを見返してみても絶賛してばかりです。このまとめ記事に面白さを全部詰め込もうと思うとただのウザい記事になりそうなので頑張って短くしました(それでも結構長くなってるが)。
まずは16巻〜20巻
もう完全に「脱・昭和のギャグ漫画」しましたね(実際昭和から平成になったわけだが)。超初期のはちゃめちゃなギャグの描写が無くなり笑いの取り方がだんだん変わっていったというか。15巻すぎてからはさらにギャグセンスに磨きがかかってます。
面白い話は数あれど16巻前後の話でどれか一つ例をあげるとしたら17巻の大長編の導入部分のあさりのトンチンカンなセリフやママの「怒りの花火大会」の畳み掛けるようなギャグはほんと秀逸です。
お次は21巻ー30巻
21巻は名作「おとなってこわい」が収録されています。女のマウント合戦を知りたければまずこれを読んでほしい。
24巻は「男のスカート」をテーマにした話の他、義経という歴史上の人物をモチーフにした動物ネタ、そしてラストは「人間の欲」を餌にしている怪物が登場する長編で締められています。
27巻では釜田くんというゲストキャラが登場。現代でいうLGBTをモチーフにした話になっています。
このように20巻以降はよりネタの中に知的さが感じられます。しかし知識をひけらかした嫌味な感じがなくどの話もとても入り込みやすい。知識がゼロのあさりに知識が豊富なタタミが教えるという図式が定番化してきます。しかしこうして振り返ると24巻は個人的に名巻と言えるくらい推せる話が多い。
最後に31巻ー40巻
30巻に突入してもギャグのキレの良さはそのまま。もちろん教養のある話も多数。そして新たなキャラも多数登場です。
まず31巻で美大和が登場。「超美形で超ナルシストで超嫌なやつ」という濃すぎるキャラ。
32巻では速井太郎が登場します。こちらも「見た目も中身も全てあさり並み」というこれまたある意味濃すぎるキャラ。
39巻では塙くんが登場。こちらも美形ながらも性格があまりよろしくなさそうという部分は美大和と被ります。しかしながら大和が登場した後のせいかちょっと存在感は霞むかも。
三人の新キャラは全て男子。そしてあさりやタタミの恋愛ネタも以前より多くなったのもこの辺りかと。
40巻といえば
そして40巻に関しては一つの節目の巻だと思っています。
というのは浜野家にうにょという新しい家族ができるのです。
出てきましたねーうにょ。
うにょが初登場した回でも書きましたが、浜野家に新たなキャラが加わるって個人的に非常に驚いたんですよ。
自分でもその理由があまりよくわからないままですが「まさか浜野家のキャラが増えるとは」という思いがあったのだと思います。
41巻以降のうにょ登場前とうにょ登場後の作風の変化はまたレビューしていきたいなと。
そして浜野家の変化は
登場人物それぞれの変化としては
あさり→等身が縮んで中身も幼くなる。一人称は完全に「あさちゃん」に。桜貝小では悪名高き悪ガキである、という話が。
タタミ→もはや完全にタタミ様。初期のような稚拙な行動は見られなくなったが時々安定のクズぶりを発揮。
ママ→もう百叩きや逆さ磔は見られないのか?少し丸くなった感もあるがあさりからすると「オニババ」らしい。
パパ→久しぶりにパパの回来たー!と思うと基本虐げられている。仕事が超多忙なため家庭とのバランスに悩む様子が描かれるように。
といったところでしょうか。あさりとタタミの学校生活が描かれる話が多くなってきたので神田先生や校長の登場も増えましたね。
まだ折り返しじゃないですが
というわけでざっとではありますがまとめ記事を書いてみました。次回はいつになるか全く決めてません(やらずに100巻まで終える可能性も否定できない)。
まとめ記事とは直接関係ありませんが41巻以降は一記事一話というレビューではなく一記事に数話という形で更新していきます。ページ数が非常に少なかったり、パターン化してる話が今後増えてくるということを踏まえてそのような形にしようと考えました。反響が大きかったであろうと思われる話や特別編などは今まで通り一話のみの更新となります。レビューの形式はガチガチに決めているわけではないので「また様子を見て変えればいっか★」と、ゆるくやっていきます。何せ100巻までありますから。
次回から引き続き41巻からのレビューをしていきたいと思います。読んでくださってありがとうございました。