676話 懺悔室にいきたい
九月一日。あさりが学校の廊下を歩いていると見慣れない部屋があり、ドアに「懺悔室」と書かれていました。神田先生に聞いたところ「夏休み中に人に言えないことなど色々とあっただろうからそれを告白する部屋だ」と教えてもらいます。懺悔室から出てくる生徒たちは皆清々しい表情。あさりは「自分もスッとして気が楽になりたい!」と懺悔室に行きたがります。
校長にまさか牧師の資格があったとは。
タタミによると「あさりは悪い行いをしても罪悪感を感じていないので懺悔は関係ない」とバッサリ。タタミの過去の悪事を知ってる読者からすると「お前もな」と言い返したくなります。
「懺悔室に入ってみたい」って気持ちわからなくもないなと思いました。考えてみると私が懺悔というものを初めて知ったの俺たちひょうきん族だったなと。
圧倒的に水をかけられる率の方が高い。
677話 土曜日はお休み♡
一九九二年。公立の幼稚園、小中高校で週五日制がスタートしました。その矢先「桜貝小では第二土曜日に町の清掃をすることが職員会議で決まった」と神田先生が説明。納得いかないあさりは猛抗議します。
神田先生とあさりがそれぞれ時間差で「きったないブサイクな顔」を披露。話し相手に「ちょっと何言ってるのかわからない」という発言をされるとこんな表情になるよね、という感じがよく現れてます。
最近はコロナの影響もあってPTAの存在が見直されてるようですがが同じような次元の話ですね。月一で土曜日に朝から清掃とかあさりじゃなくても全力で拒むでしょ。
678話 タンゴ東京音頭
あさりの学校は半月後に運動会を控えていました。タタミの学年はフォークダンスの演目が「タンゴ東京音頭」というもの。音楽と体育の先生たちが協力し、東京音頭をアレンジして振り付けしたというのです。タタミが一緒に踊るのは「手を握るのもいや!」という程ブサイクな男の子。パートナーチェンジが無いためタタミは出来るだけ相手に触らずに踊るため、あさりを無理やり練習に突き合わせます。
この年代の男女が体育とかで手を握ったりするのを嫌がるのはあるあるですね。しかし東京音頭とタンゴのコラボってのがどんなのか想像出来ないんですが。
679話 まん中コワ〜イ
タタミはあさりが秋の遠足の時に友達と写っている写真を見ていました。友達が両端にいてあさりはまん中。「三人で写真をとるときまん中で写ると死ぬのよ!」というタタミの言葉を聞いたあさりは怖がります。
頭いいのに突然くだらない事であさりを怖がらせるタタミ。それとも普段論理的に物事を考える癖があるのでこういう迷信とかを信じたくなるのだろうかと思ってしまいます。
これで41話ラストになりますがあっさりした話で締め、という印象ですね。
次回から42巻に入ります。