クラスメイト達も「いばらよりあさりが正しい」と言ってます
821話 『善人のカタマリ』
あさりが職員室に行くと、神田先生の机の上に、翌日行うテストの答案用紙が。神田先生が不在だったため、あさりは1枚持ち帰ることに。あさりの心の悪魔が登場し、色々と葛藤する…かと思いきや、悪びれることなく卑怯な手で満点を狙うあさり。冒頭から若干違和感を感じる解説があるのですが、最後にちゃんと回収されてます。
822話 『幸せ♡あさちゃん』
学校でニコニコしているあさり。ここ最近おやつがエスカルゴだった、ラジオでリクエストが採用されたなど、ちょっとした幸せが続いてるのだと言います。
あさりは幸せを感じまくると、凶暴性がなくなるみたいですね。いばらがあさりに「その程度で幸せを感じるなんて」と嘲笑いますが「小さな幸せを感じられないなんて逆に不幸だよ」と見事に言い負かします。ちょっとしたスカッとマンガを見た気分です。
823話 『お迎えうにょちゃん』
あさりが居残り中、雨が降り出します。傘を持っていないため、どうしようかと困っているあさり。その頃家ではママがタタミに、あさりに傘を持って行くように頼んでました。タタミは面倒臭がり、うにょに傘を持たせて学校に行かせます。タタミは動物に対しても容赦ないことが窺える回です。
824話 『台風こわ〜い』
台風が来ていて、あさりは怖がります。眠れないあさりはタタミのもとへ行き「うちの家吹き飛んじゃったりしないよね?」と言います。この質問に対し、大ホラを吹くタタミ。それをあっさり信じるあさりというところまでがデフォ。この回では古い家が出てくるため、時系列を考えると少し前に描かれた作品かもしれません。
水が入ったゴミ袋ってかなり重そうだが
825話 『準備は大事!』
夏休み。張り切るあさりにママが大量の本を差し出します。あさりが「読書は秋でしょ!」と狼狽えると「準備運動のように夏から読書を始めておけば、秋には文学少女になれるはず」と言うのです。あさりはしぶしぶ読書をします。あさりはマンガが好きなんだから、いっそ「マンガで読む文学」とかにした方がいい気がするぞ?
826話 『ウォーターベッドほし〜い』
あさりがウォーターベッドを欲しがります。しかし「高いから」と当然ママは却下。あさりが「自分で作る!」とゴミ袋に水を入れてボインボインやっているのですが、小学生が1度は頭で考えることをしっかり実行してる感がすごい。
827話 『バイバイ・カバちゃん』
あさりは神田先生が学校を辞めるという噂を耳にし、「今までの仕返しをしてやる!」と殺気立ちます。校長に確認しに行くと、神田先生のお母さんの具合が悪いことを教えてくれました。それを聞いて「辞めること確定!」と判断したあさりなんですが、なぜこれだけの情報で間違いないと思えるのか。
828話 『タタミの本質』
ガケから落ちそうになっているタタミ。するとあさりが力を振り絞り、助けてくれます。その直後今度はあさりがガケから落ちそうな状況に。しかしタタミはあさりを助けずに見殺しにしてしまいます。と、いう夢を見ていたタタミは「夢は人間の本質が出るらしいけど、自分てそんなひどい人間だったの?」と悩むように。なんと言うか、タタミの闇が見えたような気がする作品です。
森野二浪は126話でもチョロっと出ているのです
829話 『飼犬なぐり魔を捕まえろ』
夜中に住居に忍び込み、飼われてる犬を竹刀で殴るという「飼犬なぐり魔」が出没していると話をママから聞いたあさり。あさりはうにょを守るため、「犯人をつかまえる!」と決意。タタミと2人で犯人像を考えている時、あさりは「お向かいのあいつだ!」と1人の男性を思い浮かべます。この男性、懐かしの森野二浪(アニメから逆輸入したキャラ)では?
830話 『ひとでちゃん(1)』
あさりが相変わらずタタミに痛めつけられています。その直後、あさりは「妹がいればなー」と思いながら鏡を見ていました。すると鏡の中から突然あさりと同じ姿の女の子が「わたしは浜野ひとで。あなたの双子の妹よ」と話しかけてきました。
(1)と書かれていることから、今後も登場することがうかがえるキャラ、ひとで。見た目はあさりと同じですが話し口調などからは落ち着いていてしっかりものタイプだとわかります。しかし、タタミに殴られる→妹を欲しがるって流れは完全に148話と同じでは。
831話 『めざせ!もちつき名人』
あさりの町内でもちつき大会が行われることに。自分はついた分は食べていいと聞いて、あさりは張り切ります。しかしタタミは「きねは以外と重いので、今から練習しておかないとうまくつけないわよ」とアドバイス。もちつきの時にママの手を負傷させたことがあるタタミが言うと、説得力ありますね(480話参照)。
832話 『ひとでちゃん(2)』
あさりの枕元に大きなプレゼント箱が。ウキウキしながら開けると、中に浜野ひとでが入っていました。(1)に続いて再び登場したひとで。性格はちょっとタタミっぽくて優等生キャラでしょうか。まだ2回しか登場してないですが、個人的にひとでネタはさほど面白いとは思いません(あくまで個人の感想ですが)。
バブル崩壊後という時代の現れです
833話 『バレンタイン禁止』
神田先生が「バレンタインにチョコを学校に持ってくるのは禁止!」と言い出します。女子たちは「楽しみにしてたのに!」と反発。あさりが職員室や校長室まで行って抗議をします。その様子を見ていた他の女子たちが「思うんだけど、職員室や校長室に気軽に出入りするのってすごいよね」と言ってるんですが、それ今更言う?
834話 『わかんなーい』
就職難で女子大生達が「超氷河期」という職業差別を受けている時代。あさりはメディアに影響され、神田先生たちに「女子大生と結婚したら?」と質問します。パパに対して「もしママが死んだらおばさんと女子大生だったらどっちと再婚する?」と質問。さらにパパは「答えられない」と返事。質問の内容もパパの返事も、ママが側にいるという状況全てが地雷要素満載です。
835話 『愛のおまじない』
あさりのクラスの女子たちが、おまじないの話でもりあがっていました。影響されるあさり。タタミは「おまじないとは少し違うけどこれをあげる」とお守りを渡します。あさりはタタミの言われたことを素直に実行してるんですが、「小学生がおまじないにハマるのってこの素直さがあってのことなんだよね」と、かつておまじないをやっていた人間は思います。
836話 『わき役に光を!』
ラストは特別編。「わき役」と位置付けられてるキャラたちを個別で主役にした話のオムニバス集です。パパから始まり、総勢12人のわき役が登場しています。懐かしのアーメッド王子も登場してます。久しぶりすぎる登場で、10巻の時と絵柄が変わりまくってますが、ファンの読者からするとこの再登場は嬉しいのではないかと。しかし神田先生や校長ってこれだけ登場しててもあくまでわき役なのか?
50巻ということで巻末の「作者のぺえじ」が長めになっています。以前こちらで少し書いたことがあるエピソードも紹介されています。この時はまだマンガでしか知ることが出来なかったお二人の様子が、時々テレビで見られるようになったのはファンとしては嬉しいです。また出演してくれないかなと思っております。
ようやく折り返しである50巻までのレビューを終えられました。残りも頑張ります。