かしわモチは大磯くんのママの手作りだそう
856話 『登場人物紹介漫画』
ある森に「あさり」という頭の悪い大食いの怪獣がおり、村人を困らせていました。村人であるタタミやママ、魔女のさんご達があさりの退治に奮闘します。後期の単行本ではすっかりおなじみになった「登場人物紹介漫画」はこれが最初だったんですね。「カンタレラ」という近世イタリアの実在した毒薬の名が出てくるところに相変わらず知的な要素を感じます。あさりの怪物姿は282話の「珍獣あっさり」を彷彿させます。
857話 『カツドンで勝つドン!』
朝ごはんにカツドンを用意されて喜ぶあさり。しかしママに「今日算数のテストがあるから、カツドン食べてちゃんと勝つのよ!」とプレッシャーをかけられます。入学試験ならまだわかるが、小学生のテストでこんな願掛けする気持ちが理解出来ない。
858話 『かしわモチ食べたーい』
今日はこどもの日。あさりはかしわモチが食べたくて仕方ありません。ママが用意していなかったため、あさりは大磯くんの家でかしわモチを食べまくります。ママはちゃんと大磯くんのママに電話でお礼をしてるんですが、あさりみたいなのがいてもママ友付き合いをちゃんと出来てるママって何気に有能なのかも。
859話 『強い子あさちゃん』
あさりのクラスでテストの答案が返されていました。相変わらずひどい点でもあさりはヘラヘラ。するとクラスメイトや神田先生から「どうしてそんなひどい点を取っても平気でいられるのか?」と聞かれ、皆の前で自分が強くいられる理由を話すことに。あさりが「つるし上げ」と表現してますが、完全にそうだろ、これ。
田西はもっと自分を大事にした方がよいのでは
860話 『「かわいい」ってどーゆうこと?」
あさりはタタミに「性格がかわいくない」と言われ、「かわいい」の意味を考えるように。学校でのあさりの言動はことごとく「かわいくない」と言われます。「かわいげがない」という方がニュアンスとしては正しいんでしょうね(と、真面目に考えてみる)。「かわいい」と得をする、とタタミが言ってるんですが、世渡り上手そうなタタミが言うとそうかもしれないと思えますね。
861話 『恋?するあさり』
あさりが学校で田西と話すと、何やら胸にチクリとした感覚が。「もしや恋⁉︎」とあさりは戸惑います。田西はあさりに自分から「宿題見るでしょ」とノートを差し出してるんですが、なぜ見返りもないのに(それどころかひどい目に遭わされてるのに)ここまで出来るのか。
862話 『外食ひとつも…』
パパが「今度の日曜日豪華に外食しよう。おごるぞ」と言います。あさりたちは大喜び。フレンチのあさり、中華のタタミ、和食のママの争いが始まります。290話を彷彿させる戦いですが、あの時と違い、2対1ではなく、3人での戦いになっていますね。
863話 『R指定でアール』
タタミが見たいと思っている映画がR指定で保護者同伴じゃなければ見ることができません。あさりとタタミはママに打診。「そんなグロテスクな映画は嫌」という答えが返ってくるかと思いきや「ママはいい男が出る映画しか見ないの」という言葉が。個人的にちょっと想定外でした。
あさりが出品したものは結構売れてました
864話 『悲しい思い出』
神田先生からまた作文の宿題が。テーマは「わたしの悲しかったこと」。傷口に塩を塗るようなテーマだと思うんだが、いいのかこれ?オチは思わず鼻で笑ってしまいました。
865話 『おしゃべり体重計』
ママがモニターとして、体重計の試作品をあさりとタタミに見せます。この体重計は「しゃべる体重計」で「食べすぎ」「成人病になりますよ」ととても辛口なことも言ってくるのです。この体重計の目的は肥満児の予防だそうですが、その感覚が謎すぎる。
866話 『フリーマーケットで大もうけ』
あさりの学校でフリーマーケットが行われることに。使わなくなったものが増えたあさりは、張り切って物々交換します。
わたしはフリーマーケットで、めでたいなキツネのぬいぐるみが欲しいです。
867話 『特製あさりスタンプ』
あさりのクラスで自分の名前のスタンプがはやっています。しかし「あさり」のスタンプはどこにも売っていません。
よく雑貨屋さんとかで見かけるあれですね。あさりだけじゃなくタタミもママも売ってないようですがそりゃそうだよなと。あさりはイモ版で妥協しますが、せめて消しゴムにしたら?
868話 『あさちゃん一日天下⁉︎』
タタミが高熱を出して寝込みます。あさりはタタミが弱っていることをいいことにやりたい放題です。
熱を出して寝込んでいると言えば1巻の「夕飯にビフテキ」を思い出してしまいます。
室山先生も亜蘭を気に入ってるのかも
869話 『ビックリ!かくし芸』
あさりのクラスで冬休み前にお茶とお菓子を用意してお茶会をすることに。全員なにかかくし芸をすることになり、あさりは悩みます。
タタミにより、あさりはかくし芸を特訓。いろんな意味で「あさりってこんなことできんの!?」となるはずです。
870話 『学期末攻防戦』
今日は終業式。あさりはママから通信簿の話題を出されてもはぐらかして学校へ。
ママが学校まで乗り込んでくるのって初めてでは?オチはちょっといただけません。
871話・872話 『双子のライバル(前編・後編)』
あさりの目の前に突然双子の兄弟があらわれます。彼らは「今度こそ決着をつけてやる」と書かれている手紙をあさりに渡してきます。あさりは何のことだかさっぱりわかりません。
双子の兄弟、宗方右近と左近。見た目は良いのであさりももう少しいい顔をするかと思ったんですが、全然相手にしていません。だってこの2人、速井太郎並みにバカなんですもん。
873話 『対決!あさりVSタタミ』
最後の話は、事前に集計したアンケートをもとに描かれた話です。室山先生のファンクラブである「ざしきぶた倶楽部」であさりとタタミどちらが好きかアンケートをとったところ、あさりが205票、タタミが185票という結果になりました。それを踏まえて読者からのお便りをもとにあさりとタタミが張り合っている様子が描かれています。
こういう集計というのは必ず主人公が1位になるものなので、やはりあさりの方が票が集まるだろうと。こういう、色々な読者の声を見られる回はわたしは好きなので興味深く読めました。ちなみに743話の占い師の亜蘭も冒頭で登場。作画崩壊して退場してます。