76巻(1296-1314話)

76巻

年をとったらあんなご婦人になっていそうだなと

1296話 オールキャラまんが シンデレラの毒りんご
オールキャラマンガです。あさりが道に落ちてるりんごを拾ってしまい、タタミがそれを食べてしまいます。するとタタミは突然倒れてしまい、動かなくなってしまいます。そのりんごはある研究者が作った「シンデレラりんご」というものでした。
これまでのオールキャラまんがの中では読み応えがあって面白いです。研究者のおっさんが「権利のことを考慮して、白雪姫ではなくシンデレラという名前を使った自分はえらい!」とドヤってます。ママに蹴りを入れられてますが、このおっさん、そこら辺のリテラシーはちゃんとあるようです。

1297話 イジワル顔にご用心
席替えがあり、あさりはいばらと隣同士になってしまいます。イジワルないばらに対し、あさりもイジワルなことをやり返していました。ママが「イジワルするとイジワル顔になっちゃうわよ」と注意します。
今更ながら、いばらの話口調とか顔つきとか見てると、デヴィ夫人を思い出してしまうんですよね。

1298話 ムシムシキング
男の子の間で「ムシムシキング」というゲームが流行っていました。あさりもやりたくなり、タタミにお金を借りようとします。
この話の最後に「最強の虫」が判明します。しかし「強い」というより「嫌がられてる」という表現の方が的確では?

1299話 霊が見えれば
怪談話を怖がるあさり。そんなあさりに「あさりちゃんはたまに霊を見るから怖いのかも。しょっちゅう霊を見る人は怖くないって聞いたことがある」とみりあちゃん。いばらのいとこであるのばらが霊を頻繁に見るので、あさりものばらと1日行動して見て霊が見えるように鍛えて怖がりを治そう、ということになります。
56巻に登場したのばらが再登場。あさりが霊を見て怖がってるところを見て「才能があるわ」と笑顔で言ってるのばらの絵がシュールです

1300話 あつさに弱いの
あさりの部屋のエアコンが故障してしまいます。しかし電気屋さんが混んでいるため修理が遅くなるというのです。
暑さのあまり、溶けてしまうあさりの絵が描かれてます。アメーバになってもトレードマークの髪の毛はしっかり描かれてるのがいいですね。

1301話 ケンカしちゃった
夏休み。あさりとみりあちゃんがケンカしてしまいます。あさりは謝る気がない様子。ママは「夏休みが始まったばかりなのに、ずっと仲が悪いまま夏休みを過ごすことになってしまうわよ」と仲直りするように促します。
ママ、子供のトラブルに対しなかなかスマートに対応してますね。ママ友付き合いをはじめとした日頃の立ち振る舞いは悪くないようです。公園でお菓子を頬張るあさりとみりあちゃんの絵が良きです。

パパは金魚型のトロフィーを9つ所持しています

1302話 うにょとあさりの感動物語
あさりは実際にあったという、犬が飼い主の女の子の命を救う内容のマンガを読んで感動します。影響されたあさりはうにょに向かって「おまえもあさちゃんを助けなさい」と言います。
作中の女の子は、思いもよらない形で犬に助けられたということですが、あさりの場合「助けろ」と命令してる時点で大きくかけ離れてることに気づいて欲しい。

1303話 ごーかな料理おしえてー!
もうすぐあさりの誕生日。ママは「豪華な食事とプレゼント、どちらか1つ選ぶように」といいます。あさりはどちらにするか悩みます。
結局食事の方選ぶわけですが、今度はメニューが決めることができません。ビフテキでいいと思うんだけど。

1304話 あさちゃんとカップルしよう♡
あさりが洋菓子店の前を通ると「カップルで来店されたお客様には、女性にかぎりお好きなケーキ1個無料でプレゼントいたします」と書かれていました。あさりは男の子とカップルでお店に行こうと、港や小鰭たちに声をかけますが、断られてしまいます。
「男女のカップル」という条件つきのものだったみたいですが、今の時代だとSNSが荒れそうな気が。

1305話 めざせ金魚すくいの達人
隣町の商店街で秋祭りが行われます。パパが「実は金魚すくいの名人なんだ」と告白。これまで秋祭りの金魚すくいで9年間連続で優勝してるのだとあさりたちに打ち明けます。今年は出張でどうしても参加できないということで、あさりとタタミに代わりに出場し、優勝してほしいと頼んできます。
76巻にしてパパの特技が明かされるとは。「パパすげー!」という感想ですが、それ以上にママのポテンシャルよ。パパファンじゃなくても読む価値ありの作品です。

1306話 「つき子さん」サミット
タタミは綾子ちゃんが携帯で何やら打ち合わせをしているところを見て「何の集まり?わたしも行っていい?」と言いますが「タタミちゃんは関係ないから来ないで」と言われてしまいショックを受けます。
なぜタタミとあさりがその集まりに参加ができなかったのか、最後に明かされます。しょうもない集まりですが好きですよ、こういうの。ていうかあやこちゃんこういうことに熱心になる一面があったのね。

1307話 美人・ブサイク あなたはどっち?
いばらが突然あさりに「あなたは大人になったら美人になる」とあさりに言ってきます。喜ぶあさりにいばらは「子供の頃、不細工な人は大人になったら美人になるのよ」と言い、あさりは怒ります。
「大きくなったら美人になるぞ」と言う言葉を使う人はいますが、その言葉って意外と失礼なんじゃないでしょうか

パパは「おとうサンバ隊」を希望している模様

1308話 秋祭りはサンバでサンバれ
もうすぐホタテ市の秋祭り、今年はサンバカーニバルを開催することになりました。あさり達が帰宅すると、ママがど派手なサンバの一緒に身を包んでおり、2人は仰天します。ママは秋祭りの「おかあサンバ隊」として参加するというのです。
やっぱりママ最高ですね。あさりが「おかあサンバ隊」を「おばサンバ」とナチュラルに間違ってたのがツボ

1309話 略しことばはダメ!!
あさりとタタミが年賀状書いています。あさりの年賀状に「あけおめ」と書いてあるのを見て、ママは「略語を使うな!」と激怒します。
多分ママは「ら抜き言葉」とかもダメなタイプなんでしょうね。内容にはあまり関係ないですが、酉年の年賀状ということで、タタミの手書きのニワトリの絵が見れます。あさりに馬鹿にされてますが、一周回っていいと思うのだが。

1310話 プレゼントは手作りで♡
タタミが編み物でミトンを編んでいました。あさりが驚いていると「となりのクラスのかっこいい男の子にプレゼントする」と言うのです。
タタミは無事に完成させて渡すことができますが、その男の子の反応に大ショック。しかし人からものをもらっておいてこの発言はないだろうと。見た目はかっこいいですが、将来モラハラ男になること間違いなしです。

1311話 クリスマスのごちそう
今日はクリスマス。突然ママが「流しそうめんをしよう!」と言い出します。大掃除をしていると、福引で当てた流しそうめん機が見つかったと言うのです。
かくして浜野家は、クリスマスにそうめんを食べることになりました。室温を上げたりして夏っぽくなる工夫はしてるものの、あさりもタタミもテンションダダ下がり。チキンを食べるためにニワトリを追いかけ回してたあの頃のママは何処へ(74話参照)。

1312話 タタミ様カンニング!?
あさりは、今日テストがあるので朝からすごく嫌な気分。一方のタタミもテストがありますが「全然問題がない」といいます。しかしタタミはテスト中に1問だけわからないところがあり、偶然前の友達の答案が見えてしまいます。タタミは結果として100点を取りますが、とても複雑な表情です。
「わたしはいつだって自分に正直にいたいのよ」という言葉がタタミの口から出ます。タタミの評価が上がりそうな回ですね。ていうかあさりは何しとんねん。

1313話 ハイスクールあさりちゃん
1314話 さんごママの相談室

ハイスクール編とさんごママの相談室で76巻は終わりになります。まずハイスクール編。あさりが美容室を探していると、目の前の背の高い、無精髭の生えた高校生男子に「あいかわらずちんちくりんのぶさいく」と罵られます。怒ったあさりは「下まつ毛が気色悪い」とその男子をディスります。しかしその男はなんと、美大和だったのです。あさりはすぐにゆかりちゃんに電話をして確かめます。そして、成長とともに見た目がどんどん変わって今に至ったのだという「美大和の坂道コロコロ伝説」を聞かされます。
大和がこんな風になるとは、多分誰も想像しなかったでしょうね。そう考えると美少年だった花輪くんなんか今どうなってるのかと思いますが。しかし大和は性格も変わったのか、小学生時代のむかつく感じがだいぶ無くなってると思います。タタミの評価は「時代錯誤の美少年でいるよりはよかったと言えるんじゃない」というもの。小学生と高校時代の大和、どっちが好きかとかで評価がわれそうですね。個人的には高校時代の方が好きですが。小学生時代の方があまりに腹立つので。

そしてさんごママの相談室。「鬼畜系身の上相談」と評されてますが、ママが対応するんだからこうなるのは当たり前ですね。次回は77巻です。


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