100巻(1723-1738話)

100巻

とうとう最終巻です

1723話  オールキャラまんが 美少女怪盗あさりん再び
オールキャラ漫画は73巻の「美少女怪盗あさりん」の続編。キャスティングは変わらず。主役のあさりはまたしても登場は少なめです。最後に「これにて終わり」とはっきり描いてあるので、今後は続編は無いようですね。

1724話 黒いおばさん
校長室で居残りしたあさりが教室に行くと、いばらの机に忘れ物の高価なハンカチが。あさりは「届けてあげる」と言い聞かせてそのハンカチを懐に入れます。すると下校中に黒づくめの女性に話しかけられます。
まさかうるかちゃんのお兄さんが出てくる展開になるとは。うるかちゃんはオールキャラ漫画でいつもオオサンショウウオを抱っこしてるんですが、人間の姿を久しぶりに見た気がします。

1725話 あさりは総理大臣?
夏休み。あさりは苦手な作文に取り掛かっていました。作文を書きながら「自分がえらい人になって宿題をなしにするという決まりを作ればいいんだ」と考えます。
我が家の息子と似たようなこと言ってます。「総理大臣になりたい」とは言ってませんけど、宿題が多いとあさりみたいなこと言われて毎回私のほうもあしらうのが面倒です(愚痴)。

1726話 No.1プレゼント♡
タタミはあさりに誕生日プレゼントは何がいいのかと聞かれ「部屋に勝手に入ったり、勝手に私物を持ち出さない」と言ったことを要求します。
あさりがタタミの誕生日を「オニの記念日」と言ったことで怒りを買ってケンカに。タタミがあさりの誕生日を143話「パーの記念日」って言ったのは忘れてないよ?

1727話 ケツハラ知ってる?
あさりは学校でいばらに「本当にA型?」と言われます。タタミに話すと、それは血液型ハラスメントだと説明されます。
「ハラスメント」の話題ということで、パパが会社のセクハラの話をしますが、ママを怒らせてしまうことに。その上超絶つまらんオヤジギャグまで披露し、ママは実家に帰る宣言。てことは、264話の隠し子騒動と同等の嫌悪感を持ったのだろうか。

あさりは「残念な男ホイホイ」なのか

1728話 銭湯デビュー
お風呂が壊れてしまい、銭湯に行くことになったあさりとタタミ。銭湯デビューするにあたり、マナーを確認することに。
結局行かずじまいになりますが、あさりは巨乳のお姉さんを見てみたかった模様。思うだけならともかく、よく家族の前でそんなこと言えるな。

1729-1730話 ありがちな怪談①・②
2話連続でホラー。どちらも舞台はマンションのエレベーター。①はあさりが1人でうつぼ校長のマンションに行くと、エレベーターにモニターに霊が出るというもの。想像通りうつぼ校長は「見たい!」と喜びます。うつぼ校長は変なものをコレクションする趣味がありますが、今回登場する「熊を食べる鮭」とやらの置物は初めて「欲しい」と思いました。
②は友達が住むマンションのエレベーターでまたあさりが霊に遭遇するというもの。自称「霊感ゼロ」の私ですが、エレベーターって何となく気味悪く感じるときがあるので「見える」人間は結構こういうのあるのかもしれないなと。しかし1巻から100巻まであさりは何回霊に遭遇してるのかと(誰か数えて)。

1731話 目が借金???
タタミが目の疲れを取るために、あたたかいアイマスクをしていました。「目がシャッキーン」と聞いたあさりは「借金?」と勘違い。
「はあ?」となる勘違いですが、あさりの頭の中での戦いは、一周回ってちょっと面白かったです。

1732話 挑戦者現る
突然あさりのもとにフランス人のミシェルという男の子が訪ねてきます。ミシェルはあさりに「ぼくと勝負しろ」と言うのです。
今回のミシェルといい、52巻の双子といい、速井太郎といい、気のせいでしょうか?あさりに「勝負しろ」と言ってくる男ってみんなバカな気がするんですが。

1733話 うにょ オオカミになる
ベランダの側でカラスがうるさく鳴いていて、追い払うタタミ。散歩中そのカラスに遭遇し、タタミは「犬の先祖はオオカミよ」と、うにょに成敗させようとします。
気持ちはわかるが、本当に路上でそれをやったらエラいことになるぞ。あさりは止めに入りますが、裏切られる様はたぬきを飼おうとした話を彷彿させます(542話参照)。

ママもワンオペ育児なんだよね

1734話 さんごママの育児日記
ママが片付け中、ノートを発見。それは昔書いていた「育児日記」でした。ママは懐かしくなり読み返します。
何でしょう、このリアルな日記。1人目順調→2人目で夜泣きがひどい、トイトレうまく行かなくて心がが折れる、育児が原因で初めてパパと本格的なケンカをする、などなど、この時期の2人育児の辛さがめちゃめちゃよく描かれてます。室山先生自身も2人姉妹ですし、お母様から話を聞いたりしたのかもしれないですね。最後にママが悟りの境地に達した言葉もあるので、これは世代関係なくママさんに読んでもらいたい回。結婚前にデートしてるママとパパの貴重な姿も見れます。

1735話 巻貝像+雪=ラッキー♡
「初雪が降る中、駅前の巻貝像の前で写真を撮るといいことがある」と知ったあさり。早く雪が降らないかと待ち続けます。
「写真が撮れたら100点がとれる」と言い切るあさり。超初期の四葉のクローバーから進歩してなくてびっくり。

1736話 おもてなしにはウラがある
あさりは学校で「おもてなしの心をわすれないように」と教えられます。帰宅後、あさりは早速タタミに「おもてなし」をします。
タタミはあさりの思惑を知り「気持ち悪い」と言います。大事なことなので3回言ったようです。

1737話 黒魔女さんだよ
いばらの家でハロウィンパーティーが行われることに。あさりはママに「黒魔女の衣装を作って欲しい」と頼みます。
ママの裁縫ネタ、ご無沙汰でしたが最終巻で見られて嬉しい限り。あさりがお願いしたのはとても凝ったデザイン。しかしママの裁縫のクオリティを思い出したあさりは『怪物くん』の服でいい、とまで言います。裁縫するときに殺気立ったオーラを漂わせてるあたり、上達してないようです。

今も昔もこれからも、ずっと大好きなまんがです

1738話 仰げば尊し
タタミの卒業式。感動して泣いているタタミですが、裏では先生たちが「桜貝小からタタミがいなくなったら、あさりの暴走を誰が止めるのか」と頭を悩ませていました。
正真正銘、この話が『あさりちゃん』の最終話です。タタミの卒業式は何度か描かれていましたが、これで本当に卒業です。というわけで、あさりももう4年生じゃなくなります。室山先生は「あさりが大人になってオリンピックでメダリストになる」というラストも考えていたそうですが「安易すぎるのでやめた」とのこと。昔から「最終回はどうするんだろう?」と思っていましたが、まさしく「いつもの感じ」のラストです。最後のコマで全キャラが集まり「今までありがとう!」というものになるのか?とも思っていましたが、そうはならずとても淡々としたものです。「生活まんがに終わりはない」と、室山先生はおっしゃっていたのでこの終わり方は納得です。続きがあるような、でもはっきりと「終わり」とわかるようになっています。

物心ついた時から読み始めて、最終話を見届けることができたのはひとえに室山先生のおかげです。改めて35年間お疲れ様でした。そして素敵な作品をありがとうございました。

ブログを見てくださってる方達も、ここまでお付き合いして下さってありがとうございました。後日改めてお礼の気持ちを書かせてもらえたらと思います。


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