6話 食べたいよ〜っ

読みながら食べたくなるかも

風邪をひいてるあさりが出るのも初めてですが、美味しそうな食べ物が出てくるのもこの話が初めてですね。

風邪だからといって容赦なし

あさりは風邪を引き、布団に入っています。あさりの目の前にタタミが夕飯を運んできますが、何とビフテキ。
ビフテキ、という言葉は聞きなれない人もいるのではないかと思いますが、ビーフステーキの事です。

あさりが食べようとすると、タタミはすかさずお粥と取り替えた上に、あさりの目の前で見せびらかすようにしてビフテキを食べます。病人の目の前でやるとかどんだけ意地が悪いのかと。

しかし風邪をひいてる人間がいる時にママはなぜそんなスペシャルメニューにしようと思ったんでしょう?

時代は変わった

ひたすら風邪の時でも容赦なくタタミがあさりをいじめ続けてる回でした。タタミの意地悪さにムカついてる人にとっては、終わり方に納得いくんじゃないでしょうか。ただでさえ風邪を引いてしんどい時にこんなことまでされた日にゃ、一生恨みそうです。
ビフテキ、という単語はうちの父もよく使ってた気がしますがもう今となっては死語なんでしょうか?個人的なイメージですが、今と違い滅多に食べられない物だった時代を反映した言葉に思えます。あさりもこの回で

「なん年ぶりかなあっ。」

と喜んで食べようとしてました。ビフテキ、という言葉を聞くと私は真っ先にこの話を思い浮かべるようになりました。

先日「いきなりステーキ」のランチでステーキを食べたばかりですが、こんなに手軽に食べられるようになる時代が来るとは室山先生も思ってなかったかもしれないですね。‥って、室山先生、肉全般ダメでしたね、そういえば。

おわり

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