もはやシリーズと言ってもいいかも
で、肝心の内容なんですが名作童話のパロディです。お気づきの方もいるかもしれませんが、大まかな内容は36話と37話と完全に一緒です。
前回と前々回よりページ数多し
使われている童話は、しあわせの王子、眠れる森の美女、マッチ売りの少女、アリとキリギリス、白雪姫、王様の耳はロバの耳の6話です。それぞれの話は2ページ〜4ページで終わるんですが、全部で16ページあり、いつもよりボリュームがあります。
このパターンはかれこれ3回目になるんですが、今までのが好評だったのか、作者が描いていて楽しかったのでまた描いたのかは知る由も無いですが今回も特にこれと言って笑えるところは無かったです。
面白い、というわけでは無いけれど
マッチ売りの少女ではあさりが主役で、マッチに火をつけて美味しそうなごちそうが見える、というところまで原作と一緒なんですが、より多くの炎を求めてそばにある布のようなものに火をつけようとし、タタミ扮する警察が放火で逮捕して刑務所に入れる‥というオチ。で、最後の刑務所の絵で発見がありました。
なかなか細かい演出です。
37話では、シンデレラが可愛いと書きましたが今回は白雪姫に出てくるお妃が美女です(原作と違って性格も良い)。あさり扮する白雪姫に嫉妬されて、りんごで毒殺されますが。
こんな感じで4巻が終わります
マッチ売りの少女と白雪姫の内容を簡単に説明しましたが、文字にするとよりしょうも無いですね。小学生の替え歌みたいなノリです。いい大人なんで、もうそんなに笑えません。小学生男子とかなら笑ってくれるんでしょうか‥と書きながら思ったんですが当時掲載されてたのは学年誌とコロコロコミックだったわけです。学年誌はともかくコロコロは読者の大半が小学生男子なので、そこが苦労した点だ、と公式サイトで室山先生がコメントしてました。そう考えるとこういったネタがあるのもニーズに答えたところがあるのかもしれません。なので面白く無くても多めに見よう、という気になります(謎の上から目線)。
1巻からずっと続いてるパターンですが、4巻も「単行本の最後はいつもと違う話」で終わりました。次から5巻に入ります。