97話 登山の心得

「あわソーダ」に近いビジュアルだった

あさりの遠足に行くにあたって、タタミが振り回します。冒頭であさりが楽しそうに遠足の準備をしていて、お菓子を詰めたりしています。上限が決まった中でおやつを選ぶのは子供にとっては一大イベントでしたね。私の時代は駄菓子が主流で、うまい棒、ヨーグル、さくらんぼ餅なんかが定番でした。友達が必ず持ってきたのが、「粉が袋に入っていて、水を入れると泡がどんどん出てきてスプーンでその泡を少しづつすくって食べる」という駄菓子でした。今もあるのか気になるんですが、調べても出てきません。ナイトスクープにでも依頼しましょうか。

誰もが予想のつく終わり方

あさりが明日の遠足で山登りをする、と聞いてタタミはあさりに山の危険さを熱弁。生きて帰って来れるようにと、家で特訓する事に。重い荷物をリュックに入れて歩く練習や、雪崩代わりに頭から砂をかけたりと、あさりも大変な思いをしますが、タタミの言う事を聞いて特訓を続けます。最後に、タタミがある物をあさりに渡し、これでバッチリだといいます。で、オチは近くの全く危険性のない山に登る、というお約束のものです。

タタミは天然てことか?

あさりが最後に、身軽な格好で遠足に来ている同級生の中で本気の登山スタイルに恥を感じてるんですが、一方のタタミが

いいことすると、気もちがいいわ〜。

と笑顔。タタミはあさりが冒頭で山登りをする、と聞いてこれでお別れだと涙してたので、タタミは本気で学校の遠足で危険な山登りをすると思ってたってことか?それともあさりを騙そうと思ってたのか、いまいちハッキリしない話なんですよね。タタミは83話でも指摘しましたが、あさりに負けず劣らず愚かなところがあるので、前者の方が有力でしょうか。あさりもあさりで素直に聞くなよと思うが。

昔からこの話を読んで笑った事はないんですが、意外と記憶に残ってる理由としてはあさりも死にたくない一心で頑張って特訓に励んでる、という描写と最後コマの絵が印象深いからかもしれないです。
ていうか学校の行事って毎年大体同じ場所で行われたりするわけですし、タタミも小四の時の事覚えてるならわかるだろうよ。

で、昔からラストシーンで一つ気になるのが、タタミがあさりに渡したアイテムは「クマに出会ったらつけるように」との事だったんですが、あさりは何で登る前からそれつけてるの?


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