そして彼もロン毛です
前回からの続きです。
パパはあさりとタタミに「とにかくママを探せ!」と無茶振り。家の周りを探し回っていると、何と公園でママが絵を描いていました。しかし色々と違和感があり、よく見るとママにそっくりな男性であることがわかります。そしてこの男性こそがママを連れ去った女性の父親だったのです。
双子というかもはやクローン。
ピューマ曰く「私に勝とうとするなんて10年遅い」
家に戻りあさり、タタミ、パパ、例の男性四人で話し合い。そこで、ママを連れ去った女性の名はピューマである事、ピューマの父であるこの男性は、自分の星では王であるが、そんな柄ではないので逃げてきたということなどが判明。
同じ頃宇宙船ではピューマとママが話をしていました。そこでピューマは父親と間違えたわけではなく、人違いだと分かった上でママをさらった事をあっけらかんと明かします。王である父が失踪したとなると、民衆が混乱に陥るので、王女として星を守るため、顔がそっくりだという理由だけでママを王にするためにさらってきたというわけです。
はい、ママブチ切れ。ピューマも気が強く喧嘩っ早い性格なわけで、ここでゴングが鳴ります。
自分の家族がどうなってもいいのか!と怒るママに対しピューマは
ピューマ「決まってるじゃない。モル‥、わたしの星よ、惑星モル。モルには十億からの人間がいるのよ。十億を守るためには、あんたの家族なんか。」
と、ママの神経を逆撫するセリフを吐き、引き続きビンタしたり引っ掻きあったりと、典型的な女同士の喧嘩を繰り広げます。しかし勝負はピューマの勝ち。悔しがってるママの姿を見てピューマは、ママの方が自分の父親より余程王に向いている!と浜野家にとって最もよろしくない方向で決心が固まった模様。
「5のつく日に左に曲がるとよくない事がある」とかそういうやつばっかり
一方再び浜野家。ピューマの父親の小型宇宙船でモルに行き、ママを助けに行く事になりました。しかしパパは留守番であさりとタタミが行く、というお決まりのパターン。地球から三万光年というモルにいざ向かいます。
モルには無事到着しましたがピューマの父、あさり達を置き去りにして即トンズラ。仕方なくあさりとタタミ二人であてもなく彷徨っていると、モルという星は迷信ばかりでしかもどれもこれも超下らない。しかし人々は律儀に迷信を守っている、という事もわかってきました。擦ったもんだがありながらも、あさりとタタミはピューマの宮殿に辿り着き、ママと再会を果たす事が出来ました。加えてピューマの父も連れて来た事も報告。これで無事に三人で地球へ‥と思いきや
ピューマ「いらん。」
あさり達が「は?」となっているとピューマは続けます。
ピューマ「ママは偉大な女王だったわ。半年前になくなったけど。それなのにパパときたら。王位をついで、1か月でにげたのよ。情けないったらないわ!パパより、そのおばさんのほうが見こみがあるわ。ちょ〜だい。」
だんだんピューマの言ってる事がよくわかんなくなってきました。
この言葉の後、ピューマはさらに強引な行動に出ます。あさりとタタミは耐えかねて「やり方が卑怯だ!」と訴えます。ピューマはそれを聞いて聞きづてならないという様子。ピューマは「そこまで言うなら明日、ビッグ・トートで勝負。もし私が負ければ三人とも地球に返す。」と約束します。
ビッグ・トートとは一体?
次回に続く。
そんなんでよく女王と結婚できたな
というわけである意味諸悪の根源とも言えるピューマの父親が登場です。
今回はピューマと父親の内面がよく描かれてました。ピューマは美人ですが気が強くて強引で、読者から見てあまり好感を持てるキャラに描かれてませんね。あくまでこれらの行動は「自分の星を思う気持ちがあるからこそ」という大義があるようですが。だからと言って何をやってもいいわけじゃなかろうよ。
んで今回から登場したピューマの父。最高にイラつくキャラです。自分で「王なんて柄じゃない」と言ってましたが、その言葉に嘘偽り無し。ていうか小学生二人を置き去りにするとか王とか父親とか以前に一人の男としてダメだろ。
次回はあさり、タタミ、ピューマのビッグ・トートによる直接対決が描かれます。