298話 あさりの赤い靴①

この話で19巻最後です

今回も恒例、いつもと一味違う話で単行本の締めになります。今回は大長編とまでは言えないまでも、50ページほどの長編です。バレエをモチーフにした作品ですが、内容も登場するゲストキャラも強烈です。

特注間違いなしのサイズ感

あさりはクラスの女の子がバレエを習っている事を知り、自分もやりたい!と思うように。しかしママには反対され、タタミにもあさりには無理だとからかわれ、パパも、バレエは首や手足が長くなきゃいけないんじゃないのか?と辛辣な言葉。何気にパパの反応が一番堪える気がします。

しかし諦められないあさりは一人でバレエスタジオのレッスンを覗き見。すると足元にトウシューズが落ちているのを発見。あさり、迷わず持ち帰ります。しかしこの行動が命取りになります。

ママとタタミにはそのトウシューズを「買った」と言い張り、再び「バレエを習わせて欲しい」と直訴。が、タタミはトウシューズの大きさを見て、あさりが嘘をついている事をあっという間に見抜きます。何とそのトウシューズ、ゆうに30センチはあったのです。
仕方なくあさりはそのトウシューズは宝物箱に入れ、部屋のタンスの上に置いておく事に。おやつの後に部屋に戻ると、あさりの足の上に宝物箱が落ちてきます。両足が腫れ上がり痛がっていると、どこからともなく声が聞こえ、あさりは拾ったトウシューズを履きます。その直後、あさりは家の中でバレリーナのように踊りまくります。ママとタタミが不審に思っていると、あさりの後ろにレオタード姿のゴリラ(のような女性)の亡霊が見えます。あさりは取り憑かれていたのです。

長いので続きます。

しかもガニ股で立っている

あさりがバレエを習いたがる話は115話でありましたね。「もうバレエにカムバックしないかも」と書きましたが、まんまとしてましたね。
冒頭からバレエがモチーフになってる事ははっきりわかると思いますが、まさかのホラー要素あり。しかもその亡霊、美しい女性とかじゃなく、完全にゴリラそのものです。見た目でここまでインパクトあるともはや出オチ感があります。ていうかこの亡霊の佇まいはレオタード来てなきゃ多分女だと思わないと思います。
次回はこの亡霊の正体が明らかになります。


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