ちなみにこの2話は結構好きです
タイトルに「原始人」とあるので、久しぶりに原始時代ものである94話と109話を思い出して読み返しましたが絵的にも内容的にも早くも懐かしさすら感じる話に思えました。ちなみに今回は別に原始時代ものってわけではありません。
皆さんはいくつわかりますか?
ママはあさりとタタミの食事中、おはしの使い方がなっていない!と怒り、徹底的に仕込む事に。あさりもタタミも嫌がりながらもママの恐ろしさには勝てず、言われるがままにおはしの使い方を練習します。
ママは大量の小豆を床の上に落とし、それをあさりとタタミにおはしで拾わせるんですが、タタミは自分の置かれてる状況を、グリム童話の中の「意地悪な継母が娘にスプーンで池の水を汲ませる」というシーンに似てると思わず呟きます。この話を読んだ当時から「どんな話だ?」と思ってたんですが、記憶に残っててたので、大人になってからググったところ「本当の花嫁」という話だという事がわかりました。256話でもタタミがグリム童話を引き合いに出してましたが、ここでもまた登場。タタミ‥というか室山先生は沢山グリム童話を読んでるようですね。こういうさりげない出し方でも結構印象に残ります。
小豆拾いが終わった後、ママが
「これだけはおぼえておこう やっちゃいけないおはしの使い方」
と書かれたプラカードを持って登場。図解付きで「まよいばし」「せせりばし」「こみばし」の説明があり、さらに文字だけですが「さぐりばし」「ねぶりばし」「なみだばし」というマナー違反になるおはしの使い方についての説明が出て来ます。何、このためになる漫画。
学年誌並みに勉強になると思う
あさりちゃんファンは必ずと言っていいほど「読むとためになる漫画」というセリフを言うと思うんですが、この回はまさしくど真ん中ですね。現にこの話で私もおはしのマナーを学びました。マナー違反に該当する「〇〇はし」ってのは他にもまだあるんでしょうけど、これだけ覚えておけば十分感があります。絵も一緒なので非常にわかりやすいです。いずれ自分の子供にも読ませたいとさえ思えます。
グリム童話の引用もおはしの使い方にしても、「やっぱこういうのがこの漫画の魅力なんだよなあ‥」としみじみ思った回でした(誰目線?)。