488話 くいしんぼうのカレンダー

30巻

あらすじ

ちょっとしたきっかけであさりに日本の風習についての説明を始めたタタミ。そこへママが現れます。するとタタミはママに「今日はひな祭りなんだから風習にちなんだご馳走を!」と要求。さらにタタミは年間の日本の行事とそれに合わせたご馳走のメニューを次々と提示してきます。

学校の図書室に置いて欲しい

ザ・勉強になる回。

こどもの日はカツオ、七夕にはそうめんを食べるなど、この話で色々知りました。子供はもちろん大人でも読めば沢山知識が得られます。

「日本には、ごちそうや季節料理を食べる行事がめじろ押し。」

と、タタミが言ってますが「こんなにあるのか」と、読みながらただただ感心。

浜野家のひな祭りはフライドチキン、エビピラフ、みつ豆らしい

一方で「作りもしない人間が献立だけ要求してくる」という主婦目線からすると最も腹の立つ事をされてるママはどんどん感情が死んでいってる模様。

ご馳走を食べたい理由が「友達が家がこうだったから〜」というものであればママも「うちではダメ」と言いやすいでしょう。しかし「日本の風習は美しい」「守るべき日本の文化」という謳い文句を出されてはママも思い切り怒れない様子。オチではママらしい切り抜け方が描かれています。

ご馳走という切り口で日本の風習が知ることが出来てさらに笑えるところもしっかりあるという、非常によく出来てる回だと思います。こういった教養を感じる話はこの漫画の良さが随所に盛り込まれているのでぜひ色んな人に読んでもらいたくなります。

それにしてもママはご馳走を作るのを嫌がってましたが、ママの料理能力なら余裕じゃないかと思います。なんせ鴨まで捌けますから(208話参照)


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