88話 スパルタ英語塾

雪の中の塾通いは大変だった

今回は英語塾の合宿にあさりとタタミが参加する話です。小六の時に初めて1人で塾の冬季講習のためにJRで20分位のところに2週間位通った経験があります。さんごママがあさり達を合宿に入れる際、ライオンの親子の如く崖から突き落とす描写があるんですが、私の母も当時同じような心境だったんでしょうか(多分違う)。

合宿所は山の中

「スパルタ英語塾特別強化合宿、三日間で初級英会話をマスター」というものがあり、ママが無理やりその合宿にあさりとタタミを行かせます。今回はその塾内での事がメインに描かれてます。で、この塾の英語教師が完全に鬼畜です。見た目はスレンダーな美人女性で、教師とは思えないような格好をしています(レオタードのような)。合宿中のルールは「日本語を話していいのは英語教師のみ、話したければ英語を使う」というもの。もしちょっとでも日本語を使おうものなら英語教師からの鉄拳制裁が下されます。さらに授業中も5秒以内に答えられなかったり、間違えたりしようものならボコボコに。

さすがのあさり達の限界を感じ、やり返してやろうとしたところ、英語教師は

わたしね、もと女子プロレスのチャンピオン。

笑顔で恐ろしい事を言います。果たしてあさり達は英語をマスター出来るのか。

変わり果てた姿で帰宅

この話、昔からすごい好きです。英語教師のむちゃくちゃぶりと、それに振り回されるあさり達の姿も面白いんですが、何よりオチが秀一。一番最後のページで笑うのってこれが初めてな気がします。あさりとタタミが並んで口を開けて座ってるんですが、

ぽけらーっ

という効果音もツボです。

英語教師は「見た目は美人、中身はイカれてる」という事で32話の阿鼻叫子と共通してるんですが、阿鼻叫子よりさらに暴力的です。それでも笑って見ていられるのは底意地の悪さを感じないからでしょうね。本当にこんな教師がいたらYahooニュースのトップになるでしょうけども。


タイトルとURLをコピーしました