低年齢の読者でも読めるように、って事だったのかも
浜野家の名前なんですが、あさりとママ→ひらがな、タタミとパパ→カタカナ、といったように全員名前に漢字は使われておりません。あさりの名前を漢字にしたらどうなるか、という話です。
言われたあさりもすぐに意味を察知したようだ
授業中、神田先生が「自分の名前はひらがなではなく漢字で書くように」と言います。あさりは帰宅してからママとタタミに報告。ママは戸籍でもひらがなで「あさり」になっているからひらがなでいい、と言いますが、あさりはあくまで漢字で名前を書くことに拘ります。
あさりがどんな漢字をチョイスして良いか分からず、呆然としているとタタミが
「ひ〜っひっひっ、ヌケミソー。」
と、爆笑。作者の手書きの注釈があり、
「ミソがぬけてるのでヌケミソという」
と解説。また一つあさりちゃん語録が増えました。
「まりちゃんシリーズ」的なやつが思い浮かぶ
本筋からは少し外れるんですが、まさかのタタミ様の面白い姿が見られる回だったりします。タタミがあさりの真似をして自分の名前の漢字を考えます。それに対しタタミは自分で
「わたしってイメージが貧困かしら。」
と、ちょっとがっかりしてますが、否定のしようがない。
タタミは論理的な人間なので、感覚で物事を考えるのが苦手なんでしょうね。絵を描くのも下手ですし。しかし今回のタタミ、妙に愛おしい。
結局あさりは自分の名前を「亜沙梨」と書く事に決めますが、この漫画のタイトルがもし「亜沙梨ちゃん」だったら全然違うものになっていたに違いありません。