292話 恐怖のきもだめし大会

本当はもっと怖がって欲しがったんだろうに

今回の話も夏らしく、きもだめしの話です。うちの息子達の幼稚園は仏教園で、幼稚園でのお泊まり会でのきもだめしでは併設されているお寺のお墓を歩いたらしいんですが、毎日お墓を見てるため、園児達は誰一人泣かなかったそうです。

開始時間が小学生にとっては遅すぎないか?

巻貝寺で夜中の10時からきもだめし大会が開催されます。怖がりのあさりは参加する気は全くありませんでしたが、タタミが勝手に申込みをしたため渋々参加。
きもだめしのルールは、山門からスタートしてお墓と納骨堂を回り、本堂に名前を書いたろうそくを立ててくる、というもの。あさりとタタミは別々にスタートします。
本堂に向かう間、色々な仕掛けがありますが、どれもそんなに手の込んだものではありません。しかしあさりはいちいち絶叫。対するタタミは「今年の賞品は何だろう」と独り言を言いながら全てのしかけをスルー。途中であさりとタタミが合流し、一緒に本堂を目指しますが、その途中「道に迷った」という女の子も一緒に行く事になり、ここからあさりとタタミのメンタルがそれぞれ大きく変化します。

久しぶりのあさり優位エンドです

「あさりは怖がり」というのはこれまで何度か出てますが、今回も臆病さが炸裂してます。あさりが半狂乱になってるところを一コマで表してるんですが、このデフォルメ感は290話の乱闘シーンとほぼ同じ。この絵を見ると「この程度のしかけでそんなになるなんて」という読者のツッコミが聞こえてきます。一コマだけで十分笑える表現にしてるのが秀逸です。終盤では道に迷った女の子と出会う事で急展開するわけですが、うまい事まとまってます。タタミもまだまだだな、と言ったところか(誰目線?)。

この話の中であさりが一人称を「あさちゃん」と言ってるんですが(初出は257話)、だんだんと「わたし」と言う事が減ってくるのではという予感です。


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